世界共通のきまりごと・「規格」

 国際規格と聞くとなんだかとても遠い感じがして、つい「ふーん」と思うけれど、実は私たちの生活にとても密着したものだ。
そもそも国際規格とはねじなどの部品を作って輸出入しても、使用するとき、国ごとにバラバラな形では困るので、大きさ、形を世界的に統一したものだった。(以下2016/2/2追記)

つまり、ISMSの国際規格とは、漏れてはいけない大切な情報を守りながらも、同時に、その組織が持っている目的のお仕事をしていくための仕組みそのもの=ISMSを、 世界中星の数ほどある組織ごとにバラバラな形の状態から、一つの世界基準=国際規格を作り、その基準に合格したならば、セキュリティに関して一定のレベルであることを認証、 つまり認めて保証することを目的としたのが「ISO/IEC 27000」シリーズ(注:2006年に国際規格として認定)なのだ。

それは、この世界中で地球版ISMSという制服を1つ作ったようなものだ。 あこがれの学校の制服を着るには試験を受けて合格しなければならない。「一定の学力がある」ということを証明しなければならないからだ。 このISMSの制服を着るには、審査機関の審査がある。 合格すれば晴れて「認証取得」しました、ということができ、念願の制服を着ることができる。


お次は…取得して得することとは