では、情報におけるリスクとは何だろう。
	  
「情報」が今やとても価値あるものであることは、一番最初のページで述べたけれど、
	      その価値ある情報について、もしセキュリティが守られてなかったらどうなるだろう。
          
実際に、セキュリティが守られていなかったために、個人情報が流出して大きな騒ぎになったことは1つ2つなんてものじゃない。
          
           一言に個人情報流出といっても様々なパターンがある。
          
会社から持ち出した端末の中に、
          
情報が入ったままになっていて、何かの拍子で盗まれてしまったとか、
          
バイトで入った人が、
          
故意に個人情報を持ち出して名簿業者に売り渡したなどなど。
          
情報において、リスクとは、不注意や低いモラルによるものにまで及ぶ。
          
 
          けれど本来は、持ち出すような端末に、個人情報なんて入れておいてはいけないのだ。何が起こるか分からない上に、起こった時には取り返しのつかないことになっている。
          
 また、誰でも個人情報を持ち出せる状態になっていることも問題なのだ。ある程度責任のある人しか触れられないようにしておくとか、何か対策を講じておかなければいけなかった。
          
          
 そういったリスクをひとつひとつ見つけ出し、必要な対策をたてて、実行する。
          
よくあるのは、
          
「そういうコトが起こったら、みんなで考えればいい。」という考え方。
         
         
          でも、それではダメなのだ。
          
          
個人情報がネットに流出した場合全てを回収するのは、まず不可能
だし、
          
起こるのは「事件」なのだから、起こってからの対策では遅い。
 
          あなたの個人情報が悪用されてからでは遅すぎるのだ。