第12回学術及び総合情報処理センター長会議議事要旨

 

*熊本大学総合情報処理センター 杉谷 賢一

 

 

開催日時:

 平成9年11月27日(木) 14:0018:00

 

開催場所:

熊本大学工学部管理棟4階大会議室

 

日程等:省略

 

参加者:

 文部省学術情報基盤整備推進室長 諫山親、同企画調整係 西山伸次。

弘前、山形、図書館情報、筑波、埼玉、千葉、東京農工、東京工業、電気通信、

横浜国立、新潟、富山、金沢、山梨、信州、岐阜、神戸、岡山、広島、山口、

徳島、愛媛、長崎、鹿児島、熊本の各大学センター長。弘前、埼玉、金沢の各

大学専任教官、技官、事務職員。

(文部省+25大学)

 

資料等:

(1) 学術情報基盤の整備充実(文部省)

(2) 学術情報データベース整備の推進方策について(中間まとめ)(平成9年6月27日学術審議会学術情報資料分科会学術情報部会発行)(文部省)

(3) 会議資料一式、着席表

(4) アンケート調査報告書

(5) 第9回学術及び総合情報処理センター研究交流・連絡会議議事要旨および第1回学術情報処理研究集会プログラム

(6) 熊本大学および熊本大学総合情報処理センターパンフレット等、その他

 

議事内容:

 

当番校渡邉熊本大学センター長の司会により、以下の報告、議題等を議論した。

1.全学共同利用施設としてのセンターの役割と課題

 

(1)業務負担増への対応(アウトソーシングの可能性) (東京農工大学)

 仁田東京農工大学センター長よりOHPにより、私学の例をもとに、ネットワーク運用・管理業務をアウトソーシングした場合の経費の見積りが示され、今後のセンター運営の一つの選択肢として紹介された。

(2) 情報学振興構想におけるセンターの役割(千葉大学)

 土屋千葉大学センター長より、忙しいセンター業務の中に情報学を育てる要素があるのではないかという提案のもとに、情報処理センターの役割について活発な議論が行われた。

(3) 分散処理と大学の研究設備の在り方(センター設備の将来像)(金沢大学)

 須原金沢大学センター長より、センターにおける汎用機の必要性について現在再検討中なので、汎用機を廃止したセンターの現状を聞かせて欲しい旨の発言があり、いくつかの大学の現状の紹介が行われた。

(4) センター長の学内地位向上について(新潟大学)

山崎新潟大学センター長より、センター長の学内地位についての問題提起があり、いくつかの大学から現状が紹介され、意見の交換が行われた。

 

2.情報ネットワークに関する問題点

 

(1) インターネットへの接続の自由度(千葉大学)

 SINETへの接続以外に、学内LANのインターネット接続の選択肢があるのではないかという千葉大学からの発言があり、文部省ならびに各大学から民間プロバイダへの接続についての意見の交換が行われた。

(2) 保守契約(ネットワーク)について(岐阜大学)

 いくつかの大学の保守契約の状況が紹介された。

 

3.次期開催大学について

 

(1)学術及び総合情報処理センター長会議

 次回総合情報処理センター長会議開催校として、金沢大学が承認された。

(2)学術及び総合情報処理センター研究交流・連絡会議

 次回学術及び総合情報処理センター研究交流・連絡会議の開催校として、山口大学が承認された。

 

4.第9回学術及び総合情報処理センター研究交流・連絡会議報告

 

 図書館情報大学より「学術情報処理研究」の発刊と研究集会の開催についておよび、今後の運営について説明があった。その後、全国の情報処理センターへもこの研究誌への投稿を呼びかけることが諮られ、承認された。