ものを持つ、ということ。

 とにかく、私たちの周りは、もので溢れている。
お金さえ払えば、大抵のものは手に入る。それでついつい、本当に必要のないものまで、特に考えることもなく買い込んでしまう。      
自分の家の中、何がどこにあるのか完璧に言えなんて言われたら、困る人も多いのではないだろうか。

 私たちは毎日何かしらものを持ち、ものを消費し、ものを捨ててゴミを出す、そうやって生きている。でも本当に必要なものは意外と少ない。
今あるものでも大昔の人が持っていなかったものなんていくらでもあるし、
ついついうたい文句にひかれて買ってしまったものも、結局使わなくてそれこそ家のどこにあるのか忘れてたりする。

 それに、ものを持つ、ということはイコール責任も増える、ということ。
そのものの行く末を、ある程度最後までお世話しなければならない。
 それには時間や労力が、自分でも知らないうちにかかっている。
果たしてその「もの」から得られる利益と、管理の際の労力のバランスは妥当なものだろうか??

 私たちは、なかなか考えることはない。
それゆえに、じつはその「もの」に潜むリスクに気がつかないで生活しているのかもしれない。
そのリスクについてちょっと考えてみよう。 



お次は…リスクって何だろう。