危険が危ない?
 つまり、こういうことだ。
リスクのことは気にしてる、自分は大丈夫、といっても、所詮は100%カンペキな人間などいないのだから、 いったん立ち止まって本当に大丈夫なのかどうか、考えるべきなのだ。
自分の常識では大したことがないと判断しても、他の人にとっては大きな痛手となることもあるかもしれない。
 あなたという人間が起こすさまざまな行動を、あなた自身が過小評価してはいけないのだ。 人はみな大なり小なり、周りの人々とかかわり合いながら生活しているのだから。

 世界はまるで水をはった巨大なプールだ。そのプールの中で人がそれぞれ自分の場所に立っていて、
あなたが動けば、何かしらの波紋が起きて周囲に広がっていく。 そしてそれはプールの壁や、周りに立っている人にぶつかり、いつか自分に返ってくるのだ。
放った波に、あなたは関心を払えているだろうか?
返ってきた波が、あなたを傷つけることはないだろうか?


 無意識でいることに気がつかず、
ほったらかしにした、その危険が危ないかもしれない。
本当は大きな危険なのに、危険と思っていない状態こそ、もっとも危ない状態なのだ。


お次は…危ないままか、手を打つか。